9月23日は不動産の日! さかさま不動産が３周年イベントを開催 ～逆転させたことで起きた事象や今後の展開を共有します～

株式会社On-Co（本社:三重県桑名市、以下On-Co）が運営する、物件を借りて挑戦したいことがある人の想いを可視化して貸主を募集するサービス「さかさま不動産」は、9月23日（不動産の日）に3周年イベントを開催します。会場はOn-Coが運営するmadanasaso（名古屋市西区）にて行い、さかさま不動産を通して起きた事象や傾向、今後の展開などを報告致します。

背景：誰にでも貸したいと思っていない大家

　少子高齢化や人口減少などにより増え続けている空き家。2040年には空き家率は40％を超えると予測され深刻な社会問題となっています（※1）。
　国土交通省の「空き地等に関する所有者アンケート」によると、売却・賃貸等のために情報を広く一般に提供してもよい所有者は15.6％のみ、情報公開はしたくないものの、まちづくりのための利活用であれば検討するという所有者は70％以上というデータが出ています

（※2）。※1 総務省の住宅・土地統計調査　※2 国交省「空き地等に関する所有者アンケート」

狙い：非流通空き家にアプローチ

　さかさま不動産は、不動産情報の公開のしにくさを解決すべく、「借りたい人」側の情報を開示してマッチングするサービスです。従来の不動産流通の仕組みを逆にすることで、「貸す人や使途は選びたい」「物件情報を公開せず借り手を探したい」と考える非流通空き家の所有者や、チャレンジ精神を持つ人を地域に誘致する際などに有効です。※HP：https://sakasama-fudosan.com/

展開：全国に広がる流れ

　2022年からはさかさま不動産支局の展開を始め、空き家を介した関係性づくりを、風土や課題を理解した人たちが地域密着でフォローする仕組みを拡げています。現在、宮城県や鹿児島県など10ヶ所にて支局が開設されたのに加え、30を超える地域から問い合わせが入るなど、全国に広がりつつあります。

3周年イベントについて

　借主貸主からの相談傾向やマッチングによる地域活性化、支局の広がりなど、さかさま不動産を通して起きた事象と汲み取れる世相をご報告します。また必要な人に最適な情報が届くシステム改正に向けた今後の展開についてもお話します。

日時：9月23日(土)13時〜15時（交流会15時〜16時）
会場：madanasaso（愛知県名古屋市西区新道1丁目13−15）※配信あり
料金：無料
申込：https://sakasama-3years-anniversary.peatix.com/
工程：13:00 挨拶
　　　13:05 これまで
　　　13:20 これから
　　　13:50 マッチング者の生の声そして現在
　　　14:10 借りたい想いプレゼン
　　　14:30 ゲストのクロストーク
　　　14:55 締め
　　　15:00 交流会（会場のみ）
　　　16:00 終了

これまで生まれた物語

　物件情報を不特定多数に公開することなく借り手を探せる仕組みに加えて、借り手の魅力が刺激となり「文化的な使い方をしてほしい」「地域に賑わいをもたらす人に貸したい」という物件所有者からの相談も増えています。
　これまでサウナや自転車屋、本屋や紅茶専門店など21件のマッチングを通して、地域に新たな文化やビジネスが生まれました。どの事例もさかさま不動産らしい温かな展開で、借主からは「諦めかけていた夢が叶った」「大家さんが常連になってくれている」「開業前から街が応援してくれる」などの好影響をもたらしています。また大家側は「貸す気はなかった元実家が地域の拠点になった」「思い入れのある家を大事に使ってもらえた」「近所に好きなお店が出来た」など、関係性による物語が織り成されています。

今後の展開

　各地にてさかさま不動産イベントを開催予定です（9/5長野県｜9/14・16・17高知県｜9/28奈良県）。
　今後も空き家を介して生まれる人的交流を視野に入れて、地域を支える方々との連携を図り、物件を探す方法が従来の「家ベースの不動産屋」に加えて、「人ベースのさかさま不動産」が選択肢になる社会を目指します。

株式会社On-Co

目指すのは「未来の前座」を目指し、世の中の”まだなさそう”に挑みます。強みは社会に必要と感じた概念を具現化すること。さかさま不動産や丘漁師組合、上回転研究所、マダナサソウなどを展開している。

設立：2019年3月｜HP：https://on-co.jp/｜共同創業：水谷岳史｜藤田恭兵｜本社：三重県桑名市西別所1375｜拠点：愛知県名古屋市西区新道1丁目13-15昭和ビル2階（madanasaso）