31軒目:家事・育児・介護に忙しい人に休まる時間を届ける飲食店をつくりたい!

借主:育児・介護・誰かのために頑張る人を「食」で応援したい

 成約したのは、販売員のパートをしながら月一でランチ営業をする岩佐友恵さん(37)。自身も子育てに忙殺される中で、義母からお惣菜の差し入れをもらい、心に余裕ができて家族に優しくなれた原体験がありました。一方、家族のケアをしながらもどこかで自分の人生を生きることを忘れている感覚になり、菓子づくりや料理が好きだったことを思い出して一念発起。マルシェなどへの出店を経て、22年11月からシェアキッチンで月に一回のランチ営業を始めました。テイクアウトや菓子製造などもできるお店で、母として親として誰かのケアをする人たちの役に立ちたいと考え、その想いをさかさま不動産へ掲載しました。

 ▶さかさま不動産掲載記事 https://sakasama-fudosan.com/lessee/nikoniko-osozai/

家主:「熱意のある人に使ってほしい」同じエリアにある人気タイ料理店のオーナー

 成約物件は、熊本市内にある人気タイ料理「路家(じっか)」。オーナーの永野さんはちょうど店舗の未使用部分の間貸しを検討していましたが「誰にでも貸したい訳じゃない。想いのある人に使ってほしい」と大々的な情報公開はしていませんでした。
 そのころ、岩佐さんが出店するシェアキッチンのSNSから偶然さかさま不動産の記事を発見。永野さん自身も10数年前に飲食事業をスタートした際、別の飲食店の間借りをしていました。現在は地域に愛される飲食店となり、開業時の大変な時に支えてもらった恩を地域に還元したいという気持ちもあり、さかさま不動産を通じた応援に共感し、岩佐さんへの間借しを決めました。

同じ地域にいた貸主と借主。さかさま不動産が繋ぎ、挑戦者が応援される地域に

 岩佐さんが利用するシェアキッチンと永野さんのお店は、熊本市内の同じ地域内。実は近距離にいた貸主と借主は、さかさま不動産を通じて出会いました。掲載は熊本県で唯一でした。
 実は岩佐さん、自身の環境やキャパシティなどについて熟考し一度は「準備不足、経験不足」と永野さんからのご提案をお断りしました。しかし永野さんは改めて岩佐さんからやりたい想いを聞く中で、現業との兼ね合いなど調整しながら無理なくやってみることがいいだろうと間借りをご提案。岩佐さんもやりながら次の展開を考えたいと、まずは8月9日(金)のランチから間借り営業を決めました。

店名:お野菜カフェ トモ・キッチン
営業日時:8月9日(金)11:30から15:00(ラストオーダー14:00)
内容:塩麹チキンカツプレートのランチ(予定)
住所:〒862-0911 熊本県熊本市東区健軍3丁目1−55(タイ料理店「路家(じっか)」)
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/tomo_kitchenn/

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