30軒目:8歳の時にメキシコで食べたタコスの衝撃を日本で再現したい!

借主:タコスを日本で気軽に食べられるものにしたい

 成約したのは、山田尚史さん(30)。8歳の時にメキシコで食べたタコスのおいしい衝撃を忘れられず、商社営業マンを退職してタコス屋起業を決意・準備中に、名古屋市主催のさかさま不動産イベントに参加。やりたい想いを発表し、サイトにも掲載しました。発表を機に、自主企画のタコスイベントも初めて有料開催し、開業イメージを膨らませて行きました。
 ▶さかさま不動産掲載記事 https://sakasama-fudosan.com/lessee/memorable-mexicantacos/

 「数ある飲食店希望者の中から自分が選ばれるだろうか」という不安をよそに、スパイス繋がりから関心をもってくれた家主さんからコンタクトを受けて、5月30日から「MESIKKO(メシッコ)」という屋号で月に4~5日ほどタコス屋をオープンすることとなりました。※2024年6月末で本件の場所での営業を終了しています。

 ▶MESIKKO 〒466-0055 愛知県名古屋市昭和区滝子通4丁目8−6
   営業日:5月30日(木)、6月1日(土)、13日(木)、15日(土)、16日(日)、27日(木)
   営業時間:11:00-14:00
   公式Instagram https://www.instagram.com/mesikko.taco/

家主:愛着ある物件だから「貸す人を選びたい」

 成約物件は、名古屋市にあるピンクの漆喰が目を引く物件。家主のエットハミ・ナホさんが自らリノベーションした愛着のある物件で、「空間のイメージにあう事業・人に使ってほしい」と考えていました。ご自身も飲食事業やモロッコ・インドの料理教室を主宰しており、さかさま不動産で山田さんの記事を見て「物件内装と合いそう」と連絡。内見や打ち合わせを重ね成約に至りました。

物件を通じ「飲食事業の先輩」から応援されるマッチング

 家主は当初、月極め賃貸の借主を探していましたが、山田さんと話す中で「間借り出店」を提案。山田さんに飲食の経験がなく初事業となるため、リスクなく進められるようにと提案されたものです。現在、別に間借りしている人がいるため、物件の稼働が増えることで家主側のリスクが低く、「せっかくうちの物件ではじめるなら、事業が続くように応援したい」。
 一方、山田さんにとっても、運営や集客、接客など実際にやってみて次の展開を考えられると提案を歓迎。飲食業に精通している家主から物件以外にもアドバイスをもらえ、心強いと話しています。
 実際に2日間営業した山田さんは、「全てが初めてでドキドキバタバタしたが、初めてお客さんが来てくれた時は本当に嬉しかった!手際、味付け、装飾など全方面で改善していきたい」とスタートを切っています。

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