- プレスリリース
さかさま不動産で6軒目の成約。逆転の発想で空き家問題の解決を図る。~訪問看護ステーションを開設する看護士の挑戦~
株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、以下On-Co )が運営する、物件を借りて挑戦したいことがある人の想いを可視化して貸主を募集するウェブサイト「さかさま不動産」にて、愛知県で訪問看護の拠点を創りたいという看護士の挑戦が成約に至りました。
さかさま不動産の狙い
少子高齢化や人口減少などにより増え続けている空き家。2040年には空き家率は40%を超えると予測され深刻な社会問題となっています。さかさま不動産(https://sakasama-fudosan.com/)は、物件情報が並ぶ従来型とは逆で、借り手の目標や想いが並ぶウェブサイト。貸主からアプローチを行い、合意に至れば各自で契約をする仕組みです。事前に借り手の人物像を把握可能にすることで、潜在する空き家の発掘や、空き家を介した関係構築を狙う実証実験として2020年6月にサービスを開始させました。
発想のベースはOn-Coが、空き家は街の余白であり挑戦の場として、地域活性に取り組んできた経験です。現在サイト上には「安心して産める助産院を作りたい」「ガソリンスタンドでコーヒースタンドを作りたい」などの夢や想いが綴られています。
生まれたての挑戦
今回成約したのは、愛知県丹羽郡にて地域の高齢者に愛される訪問看護ステーションの開設を目指す看護士の神野遥介さん(愛知県・28歳)。希望したエリアは自身の地元で、総合病院が少ない地域。高齢化の進展に伴い、在宅医療ニーズへの体制整備は急務として、来年3月に病院勤務から独立・開業をする目標をさかさま不動産へ綴りました。
物件成約の経緯
神野さんに物件を提供したのは、同郡扶桑町の家主。神野さんの想いが綴られたページを、On-Coから希望エリアで街づくりに取り組む人へ紹介。頑張る若者を応援したいとまちづくり団体の方々と連携して空き物件の情報収集を行い、本家主へと行き着きました。
空き家の有効活用が地域活性へ
本サービスを通して夢が実現したのは、書店(愛知県名古屋市)、海洋プラを活用したアート製作場(三重県鳥羽市)開業など計6件の挑戦です。さかさま不動産は人のモチベーションに反応する仕組み。借り手の物語を知ることで、貸主だけでなく地域の人たちが、空き家という資源を活用して応援する構図が見えてきました。更に借り手はサステナブル志向が高く、街の余白を埋めるだけでなく、地域の活性化に一役買うという副次効果も生まれています。
On-Coが目指しているのは、やりたい想いを発信すれば街全体が応援してくれる未来。生まれたての挑戦を可視化し、空き家問題の解決にむけて新たな価値を創造できるよう努めて参ります。
■株式会社On-Co
代表:水谷岳史/藤田恭兵
所在地:三重県桑名市西別所1375
■本件に関するお問い合わせ
PR:福田
TEL:080-5984-7800
mail:support@on-co.co