- マッチング者
19件目「1軒目で信頼を築いた大家×借主による2軒目の展開へ」
2軒目の物件を成約したのは、2021年にさかさま不動産で「名古屋市でシーシャカフェを創りたい」との想いを発信し、築76年の古民家(名古屋市大須エリア)とマッチングした水橋サスケさん。
元ゴム製品工房のため残置物が大量にありましたが、大家とのコミュニケーションにより現状渡しで成約。仲間を集めて撤去やDIYを行い、2022年夏にシーシャカフェギャラリー「n.en」をオープンさせました。
【Before】
【After】
コストを抑えた上で、統一感ある空間をつくるためにも、古民家で使われている資材や家財はなるべく活用するという水橋さん。空き家活用の価値は「歴史のある家が持つ趣は、再現性のないエモさがある」と話します。
今回は1軒目で信頼を築いた大家より声がかかり、店舗の裏側にある物件を契約。同世代の若者6名が集い、住居としての活用が始まっています。
「誰にでも貸したいわけではない」大家の想い
同市内にて事業を営む家主。1軒目の物件は倉庫として引き合いはあったものの、「地域活性化に繋がる人に貸したい」と考えていました。また若者の挑戦を応援したい気持ちもあり、成約後も連絡を取り合いながら、水橋さんの挑戦が形になる過程を見守ってきました。
2軒目となる物件についても、熱量を持って取り組む水橋さんへのエールに加え、挑戦へと踏み出す若者に気付きを与える存在となる可能性を見据えて声を掛けました。
家主は「面白いことをしたいと考えている物件オーナーは多い。ただ従来の不動産の仲介の仕組みでは、先に借り手の人物像を知るのは難しい。さかさま不動産で顔がみえるという安心感は大きい」と話します。