• マッチング者

23件目「また明日から頑張ろうと思える飲食店を作りたい!」

借主:「想いを理解してくれる家主と出会いたい」

今回成約したのは、牛好きの料理人 恩田 雅行さん(30歳・愛知県在住)。2021年から名古屋市内にて焼肉屋を経営していましたが、生産環境や生産者の想いなどを伝える場で在りたいとの想いが強まり、2023年に高架耐震補強工事のタイミングで閉店。畜産現場の仕事に携わるなどして、食を介して縁を紡ぐ、地産地消の焼肉屋開業に向けて準備を進めてきました。
物件を探し始めてからは表面的な条件で難航。熱意を理解してくれる家主との出会いを求め、さかさま不動産に登録しました。

やりたい想いを発表したら家主から連絡

さかさま不動産に想いを綴る過程で、方向性の整理を進めた恩田さん。本年9月には「さかさま不動産3周年イベント」(On-Co主催)に参加し、やりたい想いを発表したところ「恩田さんに物件を貸したら地域に活気が出る気がする。応援したい」と視聴していた家主から連絡が入りました。
提案物件は、柴田商店街(名古屋市南区)内の元お茶販売店。築63年の2階建ての店舗兼住宅でした。

家主:「貸す人は選びたい」

家主は複数の物件を所有しており「挑戦へと踏み出す若者を応援したい」との想いを持つ方。
2021年にはさかさま不動産で「名古屋市でシーシャカフェを創りたい」と綴った若者に築76年の古民家(名古屋市)を提供。
今回も高齢化・担い手不足が進む商店街の物件のため「地域活性化に繋がる人に貸したい」と考えていました。

さかさま不動産で物件と出会う面白さ

喫茶店で数時間に渡り互いの想いを話すほど意気投合した恩田さんと家主。恩田さんはさかさま不動産に綴った記事を印刷の上、銀行融資の交渉にも活用。着工は11月下旬、オープンは2024年1月下旬を予定しています。
家主は「若者の挑戦にエネルギーをもらっている。オープンが今からとても楽しみ」と話します。
空き家を埋める事を目的とせず、街にとってより良いマッチングを大切にしているさかさま不動産。これまで全国23軒のマッチングがあり、街に文化と商売が生まれました。どの事例もさかさま不動産だからこそ生まれた温かな物語が織り成されています。

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