トタン茅葺き屋根を再生してスナックを作りたい！

自己紹介

ルーカスこと塚本留加です。
茨城県出身茨城育ちの生粋の茨城っ子。2月29日(うるう年)生まれで27歳。茅葺き職人丁稚4年目。
現在、東広島市志和町に住みながら、茅葺の見習いとして修行中です。

日本大学理工学部卒業で、「建築わかんねぇ〜」って思っていた元建築学生。大学生の時に茅葺き屋根の研究をテーマに勉強していました。
卒業後、長野で1年ほど茅葺きの見習いとして勤め、そこから東広島市の志和堀に移住し、茅葺き職人を目指し1年ほど経ちます。

茅葺きの職人さんやお施主さんはちょっと変わっている人が多い気がします。そんな茅葺きに関わる人と話している瞬間や、材料や工法を新しく知ること、それを使ってどうやって長持ちさせるかを考えている時が一番楽しいです。

趣味は漫画を読むこと。幅広い漫画のジャンルを見ることが夢。
特技はどこでも５分くらいで寝られること。
好きな食べ物トップ３はハンバーグ、オムライス、プリン。

人生楽しく、仕事も楽しく、周りのみんなも楽しくをモットーに生きております！

やりたいこと

トタンを被った茅葺き屋根のトタンを剥いで、再び昔ながらの茅葺き屋根に再生したいです。
少しずつ職人が増えていますが、中々一緒に仕事をする機会は少ないので、茅葺に関わる人やその他の人が集まれる場所を作りたいです。
料理が好きなので、みんなの場を作るために将来は茅葺きでスナックをやりたいと思っています。
大家さんなども気軽に来てくれるような場所になったら最高だなと思います。

やりたい想い

私が茅葺き屋根の修理に行った際に、お施主さんに言われて心に残っている言葉があります。

「まだ若い職人さんがいるのなら、茅葺きを子どもや孫にも残して行けるように伝えていきたい」

そう思ってもらうためにも私たちは多くの人たちに、この現状を含めて茅葺きのことを伝えていかなくてはならないと感じました。

今後無くなっていく仕事で、茅葺き屋根が解体されるにつれ、職人も減っていくと言われています。
しかし、実際は茅葺き職人の若手も増えており、修理を希望する茅葺き屋根も多くあります。

そのことを知られずに朽ちていく茅葺き屋根は少なくないです。
今回探す物件で茅葺き屋根の再生、若手職人による葺き替えを行うことで、茅葺きの未来を見出していきたいです。

◉トタンの被った茅葺き屋根を再生したい理由
20年程前に、茅葺き屋根にトタンを被せるのが流行りました。
その時に多くの茅葺き屋根はトタンの屋根に変わってしまいました。
しかし、それは茅葺き屋根が無くなった訳ではなく、現在も雨風からトタンに守られ茅葺が綺麗に残っていることが多いです。
これを「茅葺き屋根の缶詰」とも言われています。
私はそんなトタンの下に眠った茅葺きに魅力を感じています。

◉茅葺き職人に対する想い

昔の職人は、1人の親方について仕事を覚えていくものでしたが、現状では、各地の職人が協力して弟子を育てていく形に変わりつつあります。
人手が足りなくて応援に来てくれた職人が、応援先の丁稚に技術を教える。
また、茅葺きに関わる人達が技術ではない部分を成長させてくれる。
私たちは茅葺き屋根を葺く職人であり、たくさんの方々に葺いてもらっている屋根と同じなのです。

この仕事をしていると、「女性でよくやるね」なんて聞きますが、私たちは1人で仕事をしている訳ではありません。
どんな工程にも1人で出来なくても2人でやればいい。そうしたら性別なんて関係ないんです。
そういった事がもっとたくさんの人に知って貰えたら嬉しいです。

さて、私という屋根が葺き上がる頃には目標の人の足元に届いているのか。また、もう1つの夢であるスナックという集まる場を作り出すことはできているのか。
まだ分からないですし、これから先もたくさんの壁にぶつかっていくと思いますが、この文章が目に止まった方々にもぜひ応援して貰えたら幸いです。

物件情報

エリア：東広島市（志和町、福富町、豊栄町）
物件種類：住居, 事務所, 店舗（飲食）
理想賃貸金額：要相談
理想購入金額：300万円以下が希望
広さ：100平米以下
その他：トタンの被った茅葺き屋根の物件。ゆくゆくは独立して倉庫なども建てたいので駐車場は広め、もしくは倉庫付きの物件が理想。音出しOK。